先月、JAPaN(一般社団法人日本アミューズメントパチンコ産業ネットワーク)関西ブロックの定例勉強会で「Wi-Fiビーコン」を使った顧客動向分析について、パチトラでお馴染みのコムデックス㈱さんにお越し頂きお話して頂きました。
パチトラって一時期、関西圏でも積極的にプロモーションしてたんですけど、最近めっきり見なくなったと思ってたらいつの間にかエラい機能充実してるんですね。この辺はホール離れると疎くなりますね。詳細はこの辺をご覧頂くとして。
ビーコンについては以下の記事を参照して下さい。
10分でわかる Beaconとはなにか?なぜ注目されているのか?:Beacon Labo
Bluetoothという信号の発信機です。信号を数秒に一回、半径数十メートル範囲に発信します。ただ普通のBluetoothだとすぐに電力を使い果たしてしまうのでBluetooth Low Energy(BLE)という極力電力を使わない規格を使用しています。映画などに出てくる「ピコン、ピコン」というレーダーに似ているかもしれません。
このビーコンのWi-Fi版が「AIBeacon」。先月の勉強会はこのアドインテさんにもお越し頂きました。
最近、業界誌にも顧客動向分析の記事が掲載されていました。
ジョイコ、パチンコビレッジ等がスマホの位置情報による顧客動向分析ツール開発:遊技通信Web
システムは、フリークアウトが保有しているスマホの位置情報データをパチンコホール向けの分析ツールに応用するというもの。保有データは、フリークアウト製の位置情報を取得する機能が付加されたアプリをダウンロードしているスマホの情報となり、2016年9月現在で約500万人分にのぼり、年内には約1,000 万人分を予定している。
フューチャースコープが位置情報活用し新サービス:グリーンべるとWeb版
「7Link集客マスターツール」は、業界最大規模を誇る全国1500万人以上のスマートフォン端末位置情報データを元に、自店と競合店の来店客数分析や来店客の行動エリア分析などが可能となっており、集客施策の改善に役立てることができる。
上記2つはビーコンとは少し毛色は違いますが、スマホを利用した位置情報の利用という意味では共通点があります。
あまり、属性を特定してしまうのは個人情報とか問題はありそうですが、可能性は色々とありそうです。究極的には顔認証になるのでしょうが、高いんすよね。このPS-CIMと7Lnkは分かりませんが、ビーコンに関してはかなり安いです。
それぞれ一長一短はありそうですが、このスマホを使った動向分析によって、これからは顔認証の様な「一部大手」のツールではなくなるかもしれません。