フィールズにはがっかりした。

ロンギヌスの槍credit: Norio.NAKAYAMA via FindCC

 エヴァンゲリオンの中で「ロンギヌスの槍」を投げ、それが月に到達するというシーンがありますが、それを実現しようという「ロンギヌスの槍を月に刺すプロジェクト」という企画が立ち上がっており、その資金1億円を、主旨に賛同した人達からインターネット経由で調達するという「クラウドファンディング」で集めようしていましたが、最終的に日本のクラウドファンディングの史上最高額の5,469万5,000円という金額は集まったものの、目標額に到達しなかった為に、不成立となったようです。

エヴァンゲリオン20周年公式プロジェクト「ロンギヌスの槍を月に刺すプロジェクト」は1月30日にスタートし、4月5日まで66日間にわたって大変多くの皆様からご支援をいただいておりました。しかしながら、期間内に目標金額に達しなかった為、たいへん残念ながらクラウドファンディング不成立となったことをご報告させていただきます。
ご支援いただいた方には申し訳ない結果ではありますが、期間内に集まった54,695,000円という支援額は、日本のクラウドファンディング史上最高額となるものでした。本プロジェクトへの熱い応援、本当にありがとうございました。via: ロンギヌスの槍を月に刺すプロジェクト

 5,469万5,000円という金額が集まったのは凄いですが、目標の1億円には程遠く、4,530万5,000円の不足という事になります。支援した人数が1,384人という事なので、1人当り39,520円の支援をした事になります。

 このクラウドファンディングというのは支援額に応じて色々な特典があるのですが、サイトを見てみると、1,000万円の支援額の特典が無くなっているものがあるので、1,000万円以上の支援を行った人もいるという事のようです。

 一方で、このプロジェクトに対して疑問視する声もあるようで。

そんな当プロジェクトには、発表当初からさまざまな観点からツッコミが入っていた。まずファンから上がっていたのは、使用するロンギヌスの槍の大きさについて。作中では巨大なエヴァンゲリオンに相当する大きさのロンギヌスの槍だが、実際使用予定だったものはたったの24センチ。ネットには「小さすぎる」「がっかり」と落胆する声が上がっていた。これだけならまだしも、そもそも月にロンギヌスの槍を刺すことが宇宙法といった法的に問題ないのかと不安視する声や、近年注目を集める宇宙ごみ(スペースデブリ)問題を取り上げ「宇宙に無用なゴミを置くな」という批判的な意見も噴出することに。さらには、「キリスト教の聖槍と同じ名であるロンギヌスの槍を、さまざまな宗教の信仰の対象である月に刺すのはいかがなものか」という意見も上がり、このプロジェクトが実施された場合「宗教問題に発展するのでは」と危惧する声も上がっていたのだ。via: 「成立しなくてよかった」 『ロンギヌスの槍を月に刺すプロジェクト』失敗に安堵の声:おたぽる

 まぁ、色々な意見はあると思いますが、ロマンを感じる企画ではあります。しかし、この様にエヴァンゲリオンというコンテンツが盛り上がっているのも、パチンコがきっかけである事は間違いなく、そういう意味ではパチンコの販売元であるフィールズも無関係とは言い切れないと思うんですよね。ま、無関係ですけど。

 しかし、フィールズは何をしていたんでしょう。絶好の売名チャンスをみすみす見逃すなんて。どうかしてるぜ。

 という訳で、ここはひとつ、1,384名の夢を引き継いで頂き、東証一部市場変更記念という事で新たにプロジェクト立ち上げるというのはどうでしょう。

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