遊技ビジネス最前線の「pachinko遊技機最前線」のコーナーを担当しています。今回は「なぜ特殊スペックは流行らないのか?」というタイトルです。
スロットと比較すると、単純なゲーム性が多いパチンコ、正確にはパチンコも複雑なんですが、単純そうに見えます。極端な話し、ハンドルをひねってれば良い訳ですから。そんな、単純そうに見えるパチンコですが、たまに、特殊な仕様の機種がリリースされます。最近で言えば「麻雀姫伝」や「T.M.Revolution」等。結果は御存知の通り。
まぁ、単純に面白く無い、という事だけなのかもしれませんが、ひとつの要因として、パチンコの醍醐味でもある「大当たり」の最中、連チャンの仕組みが分かり難い、伝わり難いという事にあるような気がします。これは、演出上の問題なので、ホールサイドとしてはどうする事も出来ません。そのように「ややこしく」見える機種は買わないという選択肢が正しいのですが、それも結果論で、私なんかは、麻雀姫伝はひょっとしたら、という思いはありました。メルマガでも推奨しましたし。T.Mさんはあれでしたが。
要するに、せっかく導入した機種なので、その機種のポテンシャルをユーザーに伝える努力は最大限にするべきなのではないでしょうか、というお話しです。伝わるのを待っているのではなく、少しでも早く伝える工夫。それは、表記の方法であったり。
この、ユーザーにスペックを端的に伝えるという事は、今の状況下では大切な事だと思います。日工組の内規も変わり、近い将来、1/319がマックスとなる訳で、1/399のマックスと混在する時期が一定期間あるので、単純に、今のような確率と確変とカテゴリーだけの表記では、ユーザーも混乱するかもしれませんし、その機種の持っている魅力が全く伝わらないまま、撤去されてしまうという事になりかねません。勿体無いですよね。
ま、良い機種は良くて、ダメな機種はダメなんですけどね。