ご存じの方もいると思いますが、年末年始にかけて、岡山のサンエイグループが展開する「ジャンボ」と、熊本の「21世紀グループ」が展開する「CORE21」が相次いでP-WRLDのページを削除しました。
それぞれ自社サイトを持っていますが、サンエイは各店舗の詳細ページを見ようとするとDMMのぱちタウンに、21世紀グループは自社サイト内で完結させていますが、パチトラにはページがあります。
理由は色々あると思いますが、地方の10店舗ほどのチェーン店舗ということが共通点として挙げられます。確か、サンエイって社長自ら、コスプレでテイッシュ配りしてユーザーと一緒に写真を撮ったりしているんですよね。
21世紀グループの企業サイトを見ると非常にクオリティが高いです。店舗の詳細ページや店舗ブログ等もサイト内にあります。両グループ共に、お題目だけで終わっている企業が多い中、しっかりと地域密着が出来ている印象です。
確かに都市部に代表されるような一見客が多い立地や大型店舗の場合はポータルサイトが有効な場合もあるでしょう。但し、地方の10店舗程の規模ならば、しっかりと地域密着できていれば、ポータルサイトに頼る必要がないということなんだと思います。これは何も地方に限らず、都市部の小型店舗にも言えることだと思います。
P-WORLDが普及した大きな要因のひとつにメール配信システムがあると思います。ただ、もう今では携帯電話の主な連絡手段ってLINEとかのメッセージアプリに移行してますよね。キャリアメールとか私も殆ど使いません。ホールのLINE@も一般的になりつつあります。
私もいくつかホールのLINE@に登録しているんですが、よくあるのが画像をクリックするとP-WORLDのページに飛ぶパターン。LINE@って、店舗とユーザーが直接繋がっているツールなわけで、何で、そのツールでわざわざ競合店のいるP-WORLDに誘導するのかな、と。
一番上の画像はP-WORLDの初期の頃のトップページです。去年の年末で20周年だそうで。20年前って言うと、スマホはおろか、iモードもなかった時代です。それからネットが普及して、ホールもインターネットを集客ツールに使おうという環境が整った頃には、既にP-WORLDが存在しており、当たり前のようにP-WORLDを使ってきて今も使っている訳です。
それから20年経ち、今では自社サイトも簡単に作れるようになり、メール配信システムなんかも沢山あります。ただ、既にP-WORLDがあるから、わざわざ乗り換える必要もない。面倒くさいし。
と言っても検索流入があるので、やはりP-WORLDは大事だと思います。逆に言えば、検索流入がなければポータルの意味は無いということです。かく言う私なんかもそうですが、ホールの管理をするようになった頃には、Webの知識も無いので、当たり前のようにP-WORLDを使っていました。そこにP-WORLDがあったから。確かに、P-WORLDのおかげで、知識のないホールでも簡単にWebを集客ツールとして使うことが出来ましたが、その分、ホール独自のWeb戦略は殆ど進歩することなく、今になってしまっているのかなぁと思います。P-WORLDのせいではないですけど。
まぁ、21世紀グループとまでは言いませんが、せめて独自のドメイン位は持ってたほうが良いと思います。で、サーバー借りて、サイト作って、LINE@使えば、ポータルにお金使うより遥かにコスパ良いし、囲い込みも出来ると思うんですよね。