間違いだらけの計数管理。

パチンコ玉photo by Dick Thomas Johnson

 新入社員の入社の季節です。多くの方がパチンコ業界に就職された事と思います。そこで、私から新入社員の皆様へパチンコ業界で働く上で欠かせない計数の中でも最も間違いやすい事例をご紹介致します。

 それは、出玉率と割数。出玉率とは打ち込み玉に対して払い出された玉の割合で一般的に「%」で表します。20,000個の打ち込みに対して22,000個の払い出しがあれば、22,000/20,000×100=110%となります。

 割数とは金割数と機械割数があり、機械割数とは出玉率と同じ意味です。なので、割数とは一般的に金割数の事を指します。金割数とは、売上に対して払い出された景品金額の事で「割」で表します。100万円の売上に対して160万円分の景品が払い出された場合は160万/100万=1.6なので16割となります。10割を超えているから赤字という訳では無く、店舗ごとに交換玉数が設定されているので、損益分岐割数は店舗ごとや地域によって変わってきます。

 「%」も「割」も基本的には同じ意味なので、割数と出玉率は混同しがちですが全く違います。出玉率は玉ベースで割数は金額ベースと言えば理解しやすいでしょうか。

 100%を越える場合は、出玉率より割数の方が高くなります。割数が1割違えば出玉率は数%程の違いとなります。これは玉単価によってかわってきますが、玉単価が高い方が、同じ割数の場合は出玉率も高くなります。

 概ね16割位の割数だと出玉率は4円パチンコだと120%程度になります。割数と出玉率は非常に混同しやすいので注意しましょう。この記事に他意はありません。念の為。余計な邪推はしないように。

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