遊技機性能調査の途中経過。

パチンコ玉photo by Chris Gladis

 6月より始まっている「遊技機性能調査」ですが、2ヶ月間の調査結果の概要が発表されたようです。

推進機構によると、遊技機性能調査を開始して2ヶ月が経過したが、一般入賞口の入賞状況の調査結果としては保通協試験時の状態からは「ほど遠い」状態の遊技機が市場に設置されていると思われるが、時系列的にみたとき、6月よりも7月の方が一般入賞口に入賞した遊技機の台数の割合が増加しており、さらに一般入賞口の入賞球数も3000個の打ち出しに対して二桁に達した遊技機も確認されたことから、「市場においては改善の兆しが少し見られる状況になった」と判断している模様。via: 機構 改善の兆しが少し見られる状況:娯楽産業協会

 7月の時点では「改善の兆しが見受けられない」とされていましたが、今回は「改善の兆しが少し見られる」となっています。また、6月、7月の調査店舗数や台数等の概要も発表されたようです。

【6月】
有効調査台数/全国7地区23店舗の32台
打ち出し球数/2650個~3701個/平均3032個
一般入賞口への入賞が確認された遊技機の台数/9台(28.1%)
入賞が確認された台の一般入賞口への入賞球数/1個~7個
その内訳/1~3個4台:4~6個4台:7~9個1台:10個以上無し
【7月】
有効調査台数/全国25地区76店舗の124台
打ち出し球数/2069個~3220個/平均2929個
一般入賞口への入賞が確認された遊技機の台数/53台(42.7%)
入賞が確認された台の一般入賞口への入賞球数/1個~10個
その内訳/1~3個37台:4~6個11台:7~9個4台:10個以上1台via: 機構 改善の兆しが少し見られる状況:娯楽産業協会

 一般入賞口へ入賞した割合が6月が28.1%、7月が42.7%となっています。合計で156台の調査で、入賞が確認された遊技機は62台となるので、39.7%となります。

 平均で3,000個も打っているんですね。リンク先によると、大当たりを挟まずに2,000個以上の打ち出しが有効となるようなので、最低20分は試打するという事になります。

 何にせよ、少しとは言え、改善の兆しが見られたという事は悪い事ではないでしょう。あくまで、時系列で見た場合という事ですが。

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