遊技機の達人育成講座「真・花の慶次」

プレイグラフ

 毎月25日発売の業界誌・プレイグラフで「遊技機の達人育成講座パチンコ編」のコーナーを担当させて頂いております。今月号はニューギンの真・花の慶次を取り上げています。

 前作「SP〜琉」は、まぁ、置いといて、シリーズ初のマックスV-ST機となっています。過去のシリーズ機を見ても、やはり、前作と代わり映えがしない場合、結果は思わしくはないようです。特に今年はその傾向が顕著に表れていたのではないでしょうか。

 演出や、スペックのどちらかでインパクトのある変化が必要となってくるのでしょう。最近で言えば、牙狼が分かりやすい例です。スペックではV確変のロングSTや、枠から牙狼の役物が飛び出すという変化で支持を得ています。

 一言で変化と言っても、そんなに簡単では無いのでしょう。ただ、オンリーワンで無くとも、そのシリーズ機のイメージを変える事ができれば効果はあるのではないでしょうか。

 慶次で言えば「SP〜琉」は、まぁ、置いといて、マックス・確変機、そして、辛い、というイメージがあったかと思います。今回は、マックス・V-ST、そして、甘い設計になっています。

 スペック的には、ラウンド振分けや、ST継続率等に特徴はあるものの、オンリーワンと言える程では無いでしょう。ただ、従来の「花の慶次」というコンテンツのイメージを変えるには十分な変化と言ってもいいと思います。

 そして、当初は12月と言われていた販売時期ですが、結局は1月販売となりました。これも、結果として良かったのではないでしょうか。8月の牙狼からビッグコンテンツのシリーズ機種のリリースが続き、2月にはアントニオ猪木やカイジも控えていますが、この花の慶次で一応の区切りとなります。やはり、1番最後に出てくる機種というのは鮮度という意味でも有利に働くでしょう。

 直営店では、既に導入されており、導入直後は徹夜組も出たようです。今年は、エヴァンゲリオン、海物語等のシリーズ機で各メーカーが「変化」を試みてきました。当然、変わればいいという訳ではなく、支持されない場合もあります。しかし、変わらなければ、衰退していくだけなので、基本的に変わる事は良い事だと思います。

 スペックの変化や販売時期等、稼働する条件は十分にあり、また、ニューギンの看板コンテンツでもあるので、要注目の機種である事には間違いないでしょう。

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