日電協の総会が行われ、2013年度の証紙発給枚数(新台販売台数)が明らかになりました。
日電協、第34回通常総会を開催 ~証紙発給枚数は前年度比26%減、記者会見でサブ基盤交換点検について言及:パチンコ・パチスロ情報島
2013年度(2013年4月1日~2014年3月31日)の日電協による証紙の発給枚数は75万9126枚。証紙発給枚数が100万枚を超えた2012年度に比べ、26%の枚数減少となった。
26%減ですか、そうですか。これに、日工組のスロットの証紙発給枚数の約46万枚を足した数字、約121万9,126枚が2013年度(2013.4〜2014.3)の新台販売台数となります。日電協の昨年度の証紙発給枚数は102万5,492枚で日工組は約31万枚なので、2012年度の証紙発給枚数は133万5,492枚で市場全体としては約8.7%減となり、パチンコより減少幅は小さくなります(パチンコは約13%)。
単純に日工組加盟メーカーにシェアを奪われているという事ですね。設置台数がパチンコの方が多いので、当然、数ではパチンコの方が上回りますが、回転率ではパチンコが約68.8%、スロットが約76.1%となります。(参照元:パチンコ営業所数、遊技機設置台数(平成21年~平成25年):日本遊技関連事業協会)
サブ基板の問題についてもふれています。
交換点検の対象となるパチスロの型式名は、サミー「パチスロ北斗の拳F」、「パチスロ北斗の拳転生の章ZA」、大都「オスバンチョウ2Q」、エンターライズ「バイオハザード5Z」。この4機種の市場での設置台数は約17万2000台にのぼる。サブ制御基板のロム交換による不正改造が確認されたことから、市場に設置中の対象機種のサブ制御基板を交換し、回収した基板をメーカーが点検する。6月下旬より順次、作業を実施する。新たに供給する基盤には、日電協統一の点検済シールが貼付されている。
だそうです。ま、方向性が決まったのは良い事です。点検済シールは勝手に剥がれないやつでお願いします。
冒頭の挨拶で、里見理事長が気になることをおっしゃております。
風適法も施行されて来年で30年となり、抜本的な改正をしてもおかしくない時期。パチンコでもパチスロでも、じっくり遊べる機械も必要だし短時間で結果が出る機械も必要。残念ながら今のパチスロは、結果が出るまで時間がかかり、ちょっと遊んで帰ろうというお客さんにはなかなか馴染まない。我々の業界も“規制緩和”というより“改革”をしてもらいたい
所謂、ダンス規制の緩和を受けての発言ですが、こういう業界団体のトップの方の発言にしては割りと本音に近い様な気がします。非常に同意できる内容です。
IR推進法も審議入りして、採決は秋の臨時国会になりそうなので、今秋の国会は業界的にも要注目となりそうです。