10億円ですね。宝くじ。何となく毎年、年末ジャンボは買っていたんですが、今年は買っていません。特に理由はないんですが。そんな宝くじですが、面白い記事を発見しました。
過去の宝くじの当選金の配分や売上高を比較した記事です。今回の1等の当選金引き上げで、今までは2等以下の配分で何とか調整する事で維持してきた1等の当選確率ですが、とうとう、今年の年末ジャンボから引き下げられたようです。
禁断の一手、当せん確率1000万分の1を放棄してまでも当せん金を10億円に引き上げたのは、近年、宝くじの売上が低下しているためです。
(中略)
2010年度:
この年、サマージャンボと同時に「1000万サマー」が発売されました。1等当せん金を抑えて当せん確率を最大限上げたものです。総務省官僚は、「庶民どもが求めているのは、更なる高額当せんより当せんチャンスの増大ではないか」と考えたのです。
(中略)
1等前後賞計5億円化の成功は、「庶民が欲しがっているのは高額当せんなのか」と総務省官僚に感じさせたでしょう。
(中略)
官僚が出した答えは更なる高額化でした。年末ジャンボ宝くじ「1等前後賞合わせて10億円」は、こうして打ち出されたのです。戦艦大和、投入です。via: いつのまにか、宝くじは:水色あひるblog
何か、パチンコと似ているなぁと思う訳です。ただこれって、射幸性を取り扱う産業には付き物ですよね。単純に、100円より500円、500円より1,000円、1,000円より10,000円の方が良いに決まっています。ただ、あまりに射幸性を追及するとバランスが崩れてきます。
パチンコも同じように、どんどん射幸性が上がってきています。それが一連の問題に繋がるわけですが、しかし、高稼働している機械は射幸性の高い機械というのも、現実としてある訳で。これは、何もマックス機に限らず、甘デジというカテゴリーの中でも、結局、稼働しているのは、甘デジの中で射幸性の高い機械な訳で。
だからといって、勿論、決められたルールの中で競うのは当たり前の話で、それを逸脱する事は許される事ではないでしょう。ただ「射幸性」にフォーカスする限り、より高く、過激な方向に向かうのは仕方がない事なのかもしれません。
射幸性「以外」の要素でどんどん競う事が出来るようになれば、また違った景色が見えるのかもしれません。
しかし、10億円かぁ。何か、あんまり現実的な感じしないんですよねぇ。3億位か丁度良いなぁ。