今週の勝手に覆面調査はマルハン新世界店とその周辺の主要店舗を周ってきました。
新世界周辺
まずはマルハン新世界店とその周辺。周辺の視察店舗は以下の通り(リンク先はP-WORLD)。
・DAIICHI本店
・light@daiichi
・はんぶんや
・クラブアルドーレ新世界店
・新世界ジャンボ
・ASAHI
マルハンとの位置関係。
一番離れている「ASAHI」でも直線距離で300m程で全て徒歩圏内です。通天閣のある新世界の3店舗は「新世界ジャンボ」以外は低玉メインの構成となっています。久しぶりにジャンジャン横丁を抜けて、新世界周辺を歩きましたが、町並みというか飲食店等の店舗は大分、綺麗になっています。平日の昼間でしたが、観光客と思われる人が多く見られました。
人は多いとは言え、串カツに代表される飲食目的や通天閣の観光であったりと、完全に目的がはっきりしている為に、パチンコには不向きなエリアと言えます。大阪の道頓堀なんかも人はごった返していますが、過去に大型店舗が出店したものの、盛大にコケた経緯があり、似たような市場と言えます。
そして、マルハン新世界店沿いの道路を境に西成区の3店舗がありますが、その内「はんぶんや」と「light@daiichi」は低貸し専門となっています。このエリアで一番の注目は「DAIICHI本店」だったのですが、残念ながら店休日でした。聞くところによると、そんなに稼働は落としてないようです。
「DAIICHI本店」の2Fにある低貸し専門の「light@daiichi」や2円パチンコ・10円スロット専門の「はんぶんや」の客層は、マルハンの低貸しコーナーの客層とは明らかに違っています。やはり、近距離とは言え、JRの線路を境にハッキリと分断されているようです。
天王寺駅周辺
次に天王寺駅周辺。視察店舗は以下の通り。
・SLOT-GATE ONE VEGAS 天王寺
・にわほーる
・天王寺ホール
・スーパーホール
・Platinum5
マルハンとの位置関係。
直線距離で1キロ圏内。電車だと1駅の距離です。トップの画像は天王寺駅から通天閣を撮ったものです。画像の左側に通天閣が肉眼でもハッキリと確認できます。中央付近にある大阪城のようなものはパチもんです。
この天王寺駅周辺のエリアは、スーパーホールと天王寺ホールの2強という構図が長らく続いています。この日は天王寺ホールが新台入替え初日という事もあり、スーパーホール共に賑わっていました。
流石に、一時期よりは全体的には落ち込んでいます。駅前にあったスロ専がコンビニになっていたりしていましたが、マルハンの影響で顕著に落ち込んでいるという事も無さそうです。
ARROW浪速店
最後は、ARROW浪速店。設置台数1,200台と、今回の視察店舗の中ではマルハンを除けば唯一の1,000台オーバーの店舗となっています。
マルハンとの位置関係。
直線距離で1.1キロ、電車で1駅と天王寺と同じような距離になっています。
新台入替え初日という事もあり、天王寺同様、店内は賑わっていました。この店舗は大阪でも強豪店として知られている店舗ですが、流石といった感じです。以前、平常営業の時に視察に来た時は、マルハンの影響を受けている感じでしたが、入替えの効果なのか、この日はそれほど影響を受けている感じはしませんでした。
肝心のマルハン新世界店はというと、入替え初日という事もあり、こちらも非常に賑わっています。おそらく、稼働率トップなのではないでしょうか。稼働率トップであれば、最多設置台数なので、客数・シェアもトップとなり、自動的に三冠王となります。
正直、ここまで稼働するとは思っていませんでした。脱帽です。駐車場には、他府県ナンバーも、まだ、チラホラ見かけるような状況ですが、オープン当初に比較すると大分、減っています。
今回の視察エリアの店舗は、影響が皆無という事は無いのでしょうが、限定的という印象です。エリア全体として、パチンコ人口が増えているのであれば、それは喜ばしい事ですが、どこかが増えれば、どこかが減っているという事なんだと思います。
天下茶屋駅周辺の中小規模の店舗や、ひょっとしたら鶴橋周辺に影響が出ているのかもしれません。また、このエリアも視察したいと思います。
※詳細は2月9日発行予定のパチンコ業界!?メルマガの「勝手に覆面調査」のコーナーに掲載予定です。メルマガの購読申し込みはコチラか下のバナーよりお申込み下さい。申し込み月は無料&申し込み月発行のバックナンバーも全て配信されますので、お気軽にお申込み下さい。