例のライセンス詐欺はかなり悪質だったようです。

詐欺

 メーカーを始め、関連企業十数社が被害にあったとされている、ライセンス詐欺ですが、その詳細が明らかになっているようです。

平成24年9月ごろ、愛知県のパチンコメーカー「大一商会」の東京都内の事務所に、帽子を目深にかぶり、マスクを着けた男が訪れた。「すみませんでした…」。応接した担当者に平身低頭する男が名乗ったのは、人気マンガ「金色のガッシュ!!」の作者「雷句誠」だった。
(中略)
 だが、男が平身低頭したあとも話はいっこうに進まなかった。それもそのはず。男は、作者とは縁もゆかりもない全くの別人。メディルはそもそもキャラクターライセンスを持っていないどころか、作者とも何の接触すらしていなかったのだ。via: 「金色のガッシュ!!」「スラムダンク」悪用された人気マンガ…「ライセンス詐欺」パチンコメーカーから20億円だまし取った詐欺師たちの手口:産経ニュース

 確かに、漫画家ってあまりメディアに露出しないので、名前は知っていても顔は知らないというパターンはありそうです。帽子にマスクは逆に怪しい気もしますが……。

捜査関係者によると、パチンコの新商品開発は普通、キャラクターの使用許諾を原作者などから取ることから始まるが、高津被告らは許諾を得ないままの飛び込み営業を社員に指示。メーカー側から色良い返事があれば、高津被告が作者と調整し、商品化を進める仕組みだった。
 高津被告らは作者の署名を偽造して偽の営業許可証を作成。メーカーから作者も交えた商談を求められても、「先生は人と会うのが好きではない」などと、のらりくらりとかわし続け、作者との議事録まで偽造してみせた。via: 「金色のガッシュ!!」「スラムダンク」悪用された人気マンガ…「ライセンス詐欺」パチンコメーカーから20億円だまし取った詐欺師たちの手口:産経ニュース

 通常の仕事の進め方とは逆のやり方をしていたようです。交渉の結果、許諾を得られなかった為、自作自演した所、騙せてしまったので、味をしめた、といった感じでしょうか。

 その後、大一の担当者が過去の訴訟記録を見て、署名が全く違う事を発見した事から、詐欺という事が判明したようですが、既に、被告は騙し取ったお金で、豪遊していとの事です。

 時既に遅し、といった感じでしょうか。それは、そうと記事中にどうしても引っかかる箇所がありまして。

 「北斗の拳」「ど根性ガエル」「エヴァンゲリオン」…。パチンコ店に入ると、一世を風靡(ふうび)した人気マンガやアニメのキャラクターが、パチンコやスロットのイメージキャラクターとして出迎える。via: 「金色のガッシュ!!」「スラムダンク」悪用された人気マンガ…「ライセンス詐欺」パチンコメーカーから20億円だまし取った詐欺師たちの手口:産経ニュース

 明らかに、ひとつだけ間違っている気がする……。
 

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