低貸し比率って50%超えてるの?

50credit: Ernesto Lago via FindCC

 気になる記事があったのでシェア。
ダイナムジャパンHD ゆったり館への業態変更が奏功:財経新聞

 ダイナムの2014年の中間期を伝える記事ですが、気になったのは以下の部分。

また、9月末現在で、低貸玉台パチンコの設置比率は全国平均が52%前後とされるなか、同社は67.7%と普及で先行している。

 ダイナムのように低貸しに特化した幾つかの法人に引っ張られての数値だとは思うのですが、それでも全国平均で50%を超えているというのは驚きです。情報ソースが気になります。個人的には50%を超える事は無いと思っていました。スロットは、パチンコより低貸し比率は低そうですが、どうなのでしょう。

 もし、この数値が今後も上昇し続けていくような事があれば、低貸しを前提にした市場になってしまうのでしょうか?今の業界は、まだまだ、4円パチンコ(20円スロット)を前提にした市場だと思います。機械代やその他の設備費用やホールの人件費等々。

 特に、低貸しの入替えは、一部を除いては中古機がメインで、その中古機とは元々、4円パチンコ(20円スロット)に導入された機械なので、機械に関しては、4円パチンコ(20円スロット)ありきの状況なのですが、その比率が逆転してしまうと、今度は、低貸しに供給される機械の絶対数が少なくなってしまい、低貸しに導入する機械が不足するという事も考えられます。低貸しの方が当然、稼働する期間は長いので、50%程度の比率では大丈夫だとは思いますが。
 
 方向性としては2つ。
1:低下し比率を減らす=4円パチンコ(20円スロット)の比率を上げる。
2:ホール運営にかかる費用を圧縮する=各種費用の削減。

 この2択になると思うのですが、当然、業界としては1が望ましい訳ですが、それができないから今の状況になっている訳で、そうなると2の選択肢しか無くなってしまう訳です。そうなると、機械代や各種設備の価格も当然、低貸しに見合った価格設定が求められる事になる訳で。

 難しい問題です。

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