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メルマガコラム「パチンコ店で薄利多売は成立するのか?」チョイ出し。

エビスさんphoto by Mixtribe Photo

 10月28日発行のパチンコ業界!?メルマガVol.9のコラム「パチンコ店で薄利多売は成立するのか?」のチョイ出しです。

 パチンコホールの稼働が下がり続けて、今では4円パチンコの稼働は20,000個も稼働すれば高稼働の部類に入ってしまうかもしれません。その要因が等価交換・無制限営業にあるという考え方があります。そういう考え方の稼働を上げる手法は、低価交換営業に戻る、昔の営業スタイルに戻るというのが一般的だったりします。

 等価交換・無制限の弊害というのは一定の理解はできるのですが、その解決としての低価交換というのは、疑問符がつきます。低価交換=高出玉率営業=薄利多売営業の様な考え方だと思うのですが、そもそも、パチンコ店にとっての薄利とは何なのでしょう?

 例えば、平均稼働が20,000個の店舗があるとします。玉利20銭の営業だと台粗利は4千円。これだと確かに薄利営業とは言えないでしょう。では、玉利を10銭にしたとします。この玉利だと薄利営業といえるかもしれません。その効果が出て、稼働が30,000個になったとします。玉利10銭の台粗利3千円。玉利は確かに薄利といえるかもしれませんが、台粗利を見ると、薄利とは言えないかもしれません。これが稼働20,000個だったら、台粗利2千円で薄利と言ってもいいのかもしれませんが、これでは単純に利益が減っただけで稼働は変わりません。薄利多売ならぬ薄利少売です。

 稼働が30,000個の場合の薄利多売とはどの程度なのでしょう。玉利7銭で台粗利2,100円。玉利5銭で台粗利1,500円。確かに、この数値だと薄利多売といえるのかもしれません。が、店舗として成立するのかと言うと微妙な感じです。台数が300台とすると玉利7銭の営業だと1日の粗利が63万円。30日営業で1,890万円。運営出来る数値ではありますが、決して楽な営業ではありません。

 薄利の意味を玉利だけでみるのなら十分の成立するのでしょうが、やはり台粗利を無視する訳にはいかないでしょう。同じ台粗利でも…… 続きを購読するには有料メルマガ講読申し込みが必要です。

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