フィールズ、メーカーになる。

フィールズ

 正確にはメーカーになったという訳ではありませんが。先日、日本市場から撤退し、会社は精算、子会社のスパイキーはサポート事業の為に存続させるという事を表明していたアリストクラートテクノロジーズですが、フィールズがその全株式を取得し、アリスト、スパイキーを子会社化しました。

 アリスト、フィールズ双方からリリースが出ています。

さて、4月に、アリストクラートレジャーリミテッドが日本国内における遊技機事業の継続を図ることが困難であると判断し、株式会社アリストクラートテクノロジーズについては清算していく旨のお知らせをいたしましたが、この度、株式会社アリストクラートテクノロジーズ及び子会社の株式会社スパイキーは、フィールズ株式会社を親会社とする新たな体制下で継続することとなりました。via: 体制変更のお知らせ(PDF):株式会社アリストクラートテクノロジーズ

 スパイキーの公式サイトにも同様の文書が公開されています。

 フィールズのリリース。

当社は、豪州 Aristocrat International Pty Ltd.(以下「豪 Aristocrat 社」)の連結子会社で、日本国内においてパチスロ遊技機の開発・製造・販売を手掛ける株式会社アリストクラートテクノロジーズ(以下「同社」)の全ての株式を譲り受けることについて、豪 Aristocrat 社と株式譲渡契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。
(中略)
当社としては、同社が保有する版権・部材・映像・ソフトウェア等の資産が開発途上で埋もれることなく製造され、コ ンテンツホルダー(版元)の皆様はじめ利害関係者のWin-Winな関係が維持される方法を模索いたしました。
(中略)
今後につきましては、既存の提携メーカーと協力関係を構築したうえで、取得した資産を最大限に活用した商品として一日も早く市場に投入してまいる所存です。
また、同社自体の活用方法については、これを最大限に生かせるパートナー探しを含めて、引き続き対応を検討してまいります。
via: 株式会社アリストクラートテクノロジーズの株式取得に係る Aristocrat International Pty Ltd.との株式譲渡契約締結に関するお知らせ(PDF):フィールズ株式会社

 アリストとスパイキーの開発途中の機械があるし、このままだと勿体無いから、ウチが面倒て、その機械を販売するよ!という事でしょうか。

 アリスト、スパイキーとしてどんどん新機種を開発していくというよりも、既存の資産の有効活用の為といった事のようですが、その既存の資産が無くなった後どうするのか、今後の動向には要注目です。

 今までも、「メーカーの様な販社」といった感じでしたが、これで、「メーカーを傘下に収める販社」になったという事ですね。ま、アリスト、スパイキーが存続する事になったのは良かったのではないでしょうか。

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