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パチンコ店にパレートの法則は当てはまるのか?

photo by Tabo Garcia

 パチンコ業界!?メルマガVol.15のコラムです。一部、ブログ用に編集しています。

■今週のコラム
 業界ネタから考察まで、何となく思った事を書いてみます。

「パチンコ店にパレートの法則は当てはまるのか?」

 マーケティング用語でパレートの法則という言葉があります。ご存じの方も多いとは思いますが、2:8の法則とも言われます。

 簡単に説明すると、全体の数値の大部分は、全体を構成する一部の要素が生み出しているという経験則の事です。で、それが2:8になっているという事です。

 例えば、、、
・ビジネスにおいて、売上の8割は全顧客の2割が生み出している。
・売上の8割は、全従業員の2割で生み出している。
・商品の売上の8割は、全商品銘柄のうちの2割で生み出している。
といった感じです。なので、売上を伸ばすには、顧客全員を対象としたサービスを行うより、2割の顧客に的を絞った方が効率的であると言われています。

※その他の例はコチラからどうぞ→ 身近にある「80対20の法則」-NAVERまとめ

 で、本題。先日、1ヶ月のパチンコホールの来店客の内、月に1回しか来ていない人の割合は75%程度だという話を聞きました。この数値が多いと思うか、少ないと思うかは人それぞれでしょうが、パレートの法則には当てはまりそうです。

 確かに、2:8になりますが、全体の数字の設定をどうするかによって意味合いが大分、変わってきます。

 稼働を対象にするならば、確かに2割の常連客が稼働の8割を生み出していると言えそうです。では、売上はどうでしょう。確かに、売上も若干、比率は変わりそうですが同じ事が言えそうです。次に利益ではどうでしょう。全てのユーザーに等しく還元出来るのなら、利益でもパレートの法則は成立するのでしょうが、そんな事は不可能でしょう。おそらく、常連客の方が一見客よりも勝率(還元率)は高いのではないでしょうか。逆の表現をすれば、勝率(還元率)が高いから、月に何度もパチンコ店に来店できるという事が言えるかもしれません。一部、いくら負けても問題のない富裕層もいるかもしれませんが、極少数派でしょう。

 常連客の方が勝率(還元率)が高いと仮定するならば、利益を対象にした時にはパレートの法則は当てはまらなくなります。

 ひょっとしたら、利益額の相当数は一見客から生み出されているのかもしれません。おそらく、パチンコ店の色々な増客の為の施策は常連客に向けたサービスが多いのではないでしょうか。だとすれば、その施策をやればやるほど、利益が圧迫されるという事になります。

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