スロットメーカーのウィンネットが破産。負債額は約29億円。

破産photo by dearbarbie

 製造はラスターに委託しているので、正確にはメーカーではないんですね。
パチスロ企画、販売のWIN NET TECHNOLOGYが負債29億円で破産:Yahoo!ニュース

自社開発のパチスロ機の売れ行きが低調に推移するなど業績が安定せず、2009年3月期には年売上高約9億3800万円に急減していた。一方で、営業所の増設や遊技機の開発費用など先行投資負担から有利子負債が嵩み、資金繰りが悪化していた。その後も、自社開発のパチスロ機の販売が低迷するなか、営業所の閉鎖や人員の削減を進めたほか、金融機関に対し返済条件の変更を要請するなど経営の立て直しを図ったものの、債権者に対する弁済が行えず、5月20日に東京地裁へ破産を申し立てられていた。

 まだ、ホームページは生きているようです。
ウィンネットテクノロジー

 パチンコ・パチスロの新しいエンターテインメントを創造するメーカーというキャッチコピーのようですが、夢半ば・・・という結末でしょうか。関連会社のメテオも破産開始決定という事ですが、こちらもホームページは生きています。
株式会社メテオ

 割勘募集中の文字が虚しく響きます。以前、JPSさんが投資会社を使って資金を募っていましたが、メテオも同じ会社を使って出資を募集しています。
SAP24毎月分配型ファンド5号:スプレマシーアセットパートナーズ

そこで、株式会社メテオ( 以下、「事業者」といいます。 )が、回胴式遊技機の設置レンタル事業を開始しました。事業者は、店舗に対してレンタル期間中、定額のレンタル料で回胴式遊技機を貸し出すことにより、店舗側の新台入れ替え時にかかるコストを最低限に抑えることに成功し、一つのビジネスモデルとして確立されました。

 なるほど。2014年の6月2日より募集開始だそうです。っておい!ちなみに、JPSのファンドの記事はコチラ。何か、文章がほぼ同じなんですけど、そこはドンマイという事で。JPSさんの募集は受付終了しているので、リンク切れになっています。メテオの方は絶賛募集中なので、どなたか申し込んでみてください。

 一時期、スロットはパチンコよりも参入障壁が低いという事もあり、日電協非加盟のメーカーがいくつか新規参入を果たしましたが、やはり厳しいのでしょうか。どこへ行ったんだ、ネイチャーアセスメント。

 新規参入は出来ても、そこで一定のポジションを確立するというのはやはり難しいという事なのでしょうか。これはどこの業界も同じなのかもしれませんが、ただ、新規参入メーカーが市場の活性化を促すという側面はあると思うので、頑張ってほしかっただけに残念なニュースです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。