牙狼とかの大量導入機械は台粗利で管理。

牙狼

 今週より、早い地域では金牙狼が稼動しております。噂の中古相場はどんな感じかと中古機相場.comさんを覗きに行ってみるとまだ、値段がついていませんでした。来週からという事なのでしょう。

 で、そんな金牙狼ですが、取り敢えずはロケットスタートに成功したようで、稼動は50,000個超えを達成しているようです。まずは一安心。玉利は4.5銭程で運用されているようです。台粗利は2,000円強と薄利となっております。

 さて。今は、月間の粗利額というのはほとんどの店舗で決められていると思います。500台の店舗で月間の粗利額が4,500万円とすると30日営業で1日あたりでは、4,500万円/30=150万円となり、必要な台粗利は150万円/500=3,000円となります。平均10,000個稼動なら30銭の玉利が必要となってきます。

 この店舗に金牙狼が導入された場合、3,000円の台粗利を確保するには、50,000個稼動なら6銭の玉利で十分となります。30銭は薄利と言えませんが、6銭は十分、薄利と言えます。ここからは、店舗によって考え方は別れる所でしょう。例えば、稼動のいい牙狼の台粗利を増やして、既存の機械の負担を軽くするという選択や、逆に牙狼に出玉を集中させるという選択もあるのかもしれません。
 
 ひとつだけやってはいけない事。それは、店舗の平均玉利で合わせる事。玉利30銭は今の玉単価からすると、決してボッタクリという程の数値ではありませんが、50,000個稼動の30銭は台粗利15,000円となり、これはボッタクリの領域です。

 余程の高稼動店舗であれば玉利を均一にするという手法の方が有効となる場合もありますが、今の平均的な稼動の店舗では、新台、特に今回の金牙狼の様な大量導入の機械に関しては、一定期間で台粗利を設定してその台粗利を超えないように運用するのが正しい管理方法となります。
 
 玉利や割数だけを見てると、店舗側は適性利益で運用しているつもりでもユーザーはそうは思っておらず、この意識の乖離が稼動低下を招いてしまうのです。

 ま、そうは言っても背に腹は変えられず、という気持ちも分かりますけどね。

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